JMIA日本登山インストラクターズ協会

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JMIA 日本登山インストラクターズ協会とは

 日本登山インストラクターズ協会(JMIA)は「自
岩崎元郎
立した登山者の育成」と「自立した登山者の育成ができる登山インストラクターの養成」及び「安心登山のアピール」を主な目的として、2013年4月1日より活動を開始しました。

 英名は、Japan Mountaineering Instructors Association、略称がJMIAです。
 山ガールブームに引っ張られて、若い人ばかりでなく中高年者も含めて登山者が増えているようです。登山者の増加は喜ばしいことですが、山岳遭難事故の増加という問題も招来しています。事故の増加にストップをかけるには、登山の基本を学び、登山の危険を認識できる自立した登山者の育成が必要だと思います。トムラウシや万里の長城での事故を例に引くまでもなく、ツアー登山やガイド登山の参加者が、登山の基本をしっかり学んだ自立した登山者であれば、企画する側はそのメンバーを無理なく安心してガイドできる、というものではないでしょうか。
 同時に、「安心登山のアピール」も大切なことだと考えています。『安心登山の技法』で著者の洞井孝雄さんは、「安心」について、次のように語っています。「『安全』とは『あぶなくないこと』をいうが、山の高低難易に関わらず、登山は常に危険と背中合わせであり、それを続けていく以上、『危なくないところ』はないし、『危なくないこと』もない。相手は自然、何が起こるか分からない。登山のスキルをあげることはもちろんだが、最終的には、登山という行為をおこなう人間の意識や姿勢こそが安全につながる。そのことを理解したうえで、自然の中へ踏み込んでいくことができれば、登山をする人も、その人たちを送り出す側も、彼らを迎え入れる側の人たちも、余計な心配や神経をとがらせずに済む。『安心』な登山というのは、そういうことだと思っているからである」
 日本登山インストラクターズ協会(JMIA)は、「自立した登山者の育成」と「安心登山のアピール」を一緒にやっていこうという人たちの活動母体です。また、「自立した登山者の育成ができる登山インストラクターの養成」も考えています。
 日本登山インストラクターズ協会に入会し、希望する人で基準をクリアする人は、登山インストラクターとして認定します。認定に際しては技術レベルより人間性を重視する考えです。JMIA認定登山インストラクターは、技術レベルではなく、活動分野を山に関わる多種多様な範囲に広げて、自分の得意分野=シグ(SIG、スペシャル・インストラクション・グループ)で活動して貰います。
(理事長 岩崎元郎)